「もう弾かなくなったギター、どうしよう…」
「子供が使っていた電子ピアノ、誰か欲しい人いないかな…」
「引っ越しで、ドラムセットを持っていくのは難しいから、譲りたいんだけど…」
そんな風に思っているあなたへ。
使わなくなった楽器を、「譲る」という選択肢を考えてみませんか?
楽器を必要としている人に譲れば、
喜んでもらえるだけでなく、あなた自身も嬉しい気持ちになれますよね。
でも、個人間のやり取りは、トラブルが心配…
そんなあなたのために、この記事では、
楽器を「譲る」方法と、トラブルを避けるための注意点について、
詳しく解説します。
あなたの楽器が、新しい持ち主の元で、再び輝けるように。
ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
なぜ「譲る」?そのメリットとデメリット
メリット:楽器を必要としている人に喜んでもらえる
「譲る」ことの最大のメリットは、
楽器を必要としている人に喜んでもらえることです。
あなたが大切にしてきた楽器が、
新しい持ち主の元で、再び美しい音色を奏でる。
それは、楽器にとっても、あなたにとっても、
そして、新しい持ち主にとっても、
とても嬉しいことですよね。
メリット:無料で手放せる
「譲る」場合は、基本的に費用はかかりません。
リサイクルショップに持ち込んだり、
専門業者に買取を依頼したりする場合は、
査定額がつかなかったり、
手数料がかかったりすることがありますが、
「譲る」場合は、そのような心配はありません。
メリット:思い出の楽器を、大切にしてくれる人に託せる
「思い出がたくさん詰まった楽器だから、
大切にしてくれる人に譲りたい…」
そんな気持ち、よく分かります。
「譲る」相手を自分で選ぶことができるので、
あなたの想いを理解し、
楽器を大切にしてくれる人に託すことができます。
デメリット:相手が見つからない場合がある
「譲る」相手は、自分で探さなければなりません。
友人や知人に声をかけたり、
SNSやネット掲示板を利用したり…
でも、必ずしも相手が見つかるとは限りません。
デメリット:個人間のやり取りなので、トラブルになる可能性も…
「譲る」相手が見つかったとしても、
個人間のやり取りなので、
トラブルになる可能性もゼロではありません。
- 「思っていたよりも状態が悪かった」
- 「無料で譲ってもらえると思っていたのに、お金を請求された」
- 「連絡が取れなくなった」
など、様々なトラブルが考えられます。
楽器を「譲る」方法、3つの選択肢
ここからは、具体的に楽器を「譲る」方法を3つご紹介します。
1. 友人・知人に直接譲る
メリット
- 相手の顔が見えるので、安心できる
- 楽器の状態を直接確認してもらえる
- 手渡しできるので、梱包や発送の手間がかからない
デメリット
- 譲れる相手が限られる
- 断りにくい場合がある
- 口約束だけだと、後々トラブルになる可能性も…
注意点
- 口約束だけでなく、譲渡条件(楽器の状態、費用など)を書面で残しておく
- 譲渡後のトラブルについて、事前に話し合っておく
- 高額な楽器の場合は、譲渡契約書を作成する
「大学時代のサークル仲間、誰かギター欲しい人いないかな…?」
「近所に、ピアノを習っている子供がいるから、聞いてみようかな…」
まずは、身近な人に声をかけてみるのがおすすめです。
2. SNSで譲り先を探す
メリット
- 幅広い人に呼びかけることができる
- 無料で利用できる
- 写真や動画を掲載できるので、楽器の状態を伝えやすい
デメリット
- 個人情報を公開する必要がある
- 見知らぬ人とのやり取りになるので、注意が必要
- 詐欺などのトラブルに巻き込まれる可能性も…
注意点
- 個人情報の取り扱いには十分注意する(住所、電話番号などは公開しない)
- 相手のプロフィールや過去の投稿などを確認する
- メッセージのやり取りだけで判断せず、必ず会って楽器の状態を確認してもらう
- 金銭のやり取りは、直接会って行うか、信頼できる決済サービスを利用する
具体的なSNSの例
- Twitter: ハッシュタグ「#楽器譲ります」「#楽器募集」などを利用
- Facebook: 楽器関連のグループに参加したり、自分のタイムラインで呼びかけたりする
- Instagram: 楽器の写真を投稿し、ハッシュタグ「#楽器譲ります」「#楽器募集」などを利用
「SNSで呼びかけてみようかな…」
「でも、知らない人とやり取りするのは、ちょっと不安…」
そんな時は、信頼できる友人に協力してもらうのも良いでしょう。
3. ネット掲示板・フリマアプリで譲る
メリット
- 幅広い人に呼びかけることができる
- 匿名で利用できるサービスもある
- 決済サービスを利用できるので、金銭トラブルを防げる
デメリット
- 手数料がかかる場合がある
- 送料がかかる場合がある
- 梱包や発送の手間がかかる
- 相手の顔が見えないので、注意が必要
注意点
- 利用規約をよく確認する
- 手数料や送料について確認する
- 楽器の状態を正直に、詳しく記載する(写真も添付)
- 梱包は丁寧に行う
- 発送方法(追跡サービス付きなど)を検討する
- 評価の高いユーザーと取引する
具体的なサービス例
- ジモティー: 地域密着型の掲示板。直接会って取引できるのが特徴。
- メルカリ: フリマアプリ。匿名配送、決済サービスが利用できる。
- ラクマ: フリマアプリ。匿名配送、決済サービスが利用できる。
「ジモティーなら、近所の人に譲れるかも…」
「メルカリなら、匿名で取引できるから安心かな…」
それぞれのサービスの特徴を比較して、
あなたに合った方法を選びましょう。
トラブルを防ぐ!楽器を「譲る」際の5つの注意点
1. 楽器の状態を正直に、詳しく伝える(写真も添付)
「後でクレームを言われたくないから、
楽器の状態は、できるだけ詳しく伝えよう…」
これが、トラブルを防ぐための最も重要なポイントです。
- 傷、汚れ、凹み、錆など、目立つ箇所は必ず伝える
- 故障している箇所があれば、正直に伝える
- 音が出ない、調子が悪いなどの問題点も隠さず伝える
- 付属品の有無も伝える
- 可能であれば、様々な角度から撮影した写真を添付する
2. 譲渡後のトラブルについて、事前に話し合っておく
「もし、譲った後に何か問題があったら、どうしよう…」
そんな不安を解消するために、
譲渡後のトラブルについて、事前に話し合っておきましょう。
- 返品、返金は受け付けるのか
- 修理が必要になった場合、費用は誰が負担するのか
- 連絡が取れなくなった場合の対応
など、具体的に決めておくことで、
後々のトラブルを防ぐことができます。
3. 高額な楽器の場合は、譲渡契約書を作成する
「高額な楽器だから、念のため、契約書を作っておこう…」
譲渡契約書を作成することで、
譲渡条件を明確にし、
後々のトラブルを防ぐことができます。
譲渡契約書に記載する内容
- 譲渡する楽器の情報(メーカー、モデル、年式、シリアル番号など)
- 楽器の状態(傷、汚れ、故障個所など)
- 譲渡価格(無料の場合は、その旨を記載)
- 支払い方法(現金、銀行振込など)
- 引き渡し方法(手渡し、郵送など)
- 譲渡後のトラブルに関する取り決め(返品、返金、修理費用の負担など)
- 譲渡人と譲受人の氏名、住所、連絡先
- 契約日
譲渡契約書のテンプレートは、
インターネットで検索すると、
無料でダウンロードできるものがあります。
4. 梱包・発送は丁寧に行う(特に郵送・宅配の場合)
「郵送中に、楽器が壊れてしまったら大変…」
そんなことにならないように、
梱包・発送は丁寧に行いましょう。
- 楽器が傷つかないように、緩衝材(プチプチ、新聞紙など)をたっぷり使う
- 楽器ケースがある場合は、ケースに入れてから段ボール箱に入れる
- ケースがない場合は、楽器全体を緩衝材で包み、段ボール箱に入れる
- 隙間があれば、新聞紙などを詰めて、楽器が動かないように固定する
- 「ワレモノ注意」「楽器在中」などの注意書きを貼る
- 追跡サービス付きの発送方法を選ぶ
5. 個人情報の取り扱いに注意する
「個人情報が漏洩したら、怖いな…」
そんな不安を解消するために、
個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
- 住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報は、必要最低限にとどめる
- SNSやネット掲示板で、個人情報を公開しない
- 匿名配送サービスを利用できる場合は、積極的に利用する
- 不審な相手とは、取引しない
【体験談】私はこうして楽器を譲りました
ギターを友人に譲ったAさんの話
「大学時代に軽音楽部で使っていたエレキギター。卒業してからは、ずっとクローゼットにしまいっぱなしでした。最近、友人がギターを始めたいと言っていたので、譲ることにしました。直接会って、ギターの状態を確認してもらい、気に入ってくれたので、そのまま渡しました。久しぶりにギターの話で盛り上がって、楽しかったです。」
電子ピアノをSNSで譲ったBさんの話
「子供が使っていた電子ピアノ。もう使わなくなったので、どうしようか悩んでいました。そんな時、SNSで『電子ピアノを譲ってください』という投稿を見つけました。メッセージを送ってみると、近所に住んでいる方だったので、直接会って、電子ピアノの状態を確認してもらい、譲ることにしました。とても喜んでもらえて、私も嬉しかったです。」
ドラムセットをジモティーで譲ったCさんの話
「引っ越しで、ドラムセットを持っていくのが難しくなったので、ジモティーで譲り先を探すことにしました。何人かから問い合わせがありましたが、一番熱心な方に譲ることにしました。直接会って、ドラムセットの状態を確認してもらい、納得してくれたので、そのまま引き渡しました。手数料もかからず、スムーズに取引できて良かったです。」
まとめ
楽器を「譲る」ことは、
楽器を必要としている人に喜んでもらえ、
あなた自身も嬉しい気持ちになれる、
素晴らしい選択肢です。
しかし、個人間のやり取りなので、
トラブルには十分注意する必要があります。
この記事でご紹介した注意点を守って、
気持ちの良い取引をしてください。
あなたの楽器が、新しい持ち主の元で、
再び美しい音色を奏でることを願っています。
そして、「楽器を譲りたいけど、相手が見つからない…」「トラブルが心配…」
そんな時は、専門業者に買取を依頼するという選択肢も考えてみてください。
例えば、「楽器の買取屋さん」のように、
出張買取に対応している業者なら、
自宅にいながら査定を受けられ、運び出しまで全てお任せできます。
専門知識を持ったスタッフが、あなたの楽器を丁寧に査定し、
適正な価格を提示してくれます。
まずは、気軽に相談してみるのがおすすめです。